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ダムの骨材としての規格は、比重:2.5g/cm2以上、吸水率:3%以下、安定性損失重量10%以下とする高品質の基準値が示されている。この値をクリアーする材質を判定するために、ボーリングコアの約3000mでの多数の材料試験のほか、代表部についてのX線分析・顕微鏡観察による鉱物判定、物理・力学試験、軟石試験、横抗でのシュミットハンマー、点載荷試験等を実施し、変質強度に応じた変質区分との対比を行った。
さらに、原石の採掘に際して、現地において簡易な方法で客観的に材質を区分する判別法を検討したところ、変質の過程により、変質鉱物の生成が特徴的であることから、これに対応して力学強度の変化がみられ、材質の良否を定量的に簡易に判別する方法として点載荷試験による評価法が有効であることがわかった。 |
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