地震の最大の大きさを評価します
あなたの住居(会社)の最大地震の大きさ(震度)を過去の実績から評価します。
 現在お住まいの場所で発生する最大地震の大きさが、震度6あるいは激震となるか、あるいは、震度4か5程度となるかによって、被害の大きさは著しく異なります。これが事前に把握できるならば、今後の心構えと、耐震の準備により大切な命を守れるかどうかということにもつながることと思います。
近い将来の大地震   
 関東大震災から、78年が経過しました。過去の記録から、地震の来襲には明確な周期があると言えないにしても数10年ないし100年に一度は大きな被害を受けてきている。(東京都防災会議1977)
 この様な背景から、近い将来大地震の発生が考えられます。これに対する備え、準備の大切さが必要と思われます。
表−1 東京(江戸)に震度Y以上の被害を与えた地震
(宇佐美、1976資料から抜粋)
発生年月日 マグニチュード 東京での震度 地震名 経過年数
1615 6.4 Y  
1649.7.30 7.1 Y 34年
1703.12.31 8.2 Y 元禄地震 54年
1855.11.11 6.9 Y 安政江戸地震 152年
1923.9.1 7.9 Y 関東大地震 68年
評価対象地区
過去の実績から特に震度の大きいと考えられる埼玉南部、東京、神奈川北部
上記の地区につきまして、精度の高い評価が可能となります。
住所 予想される震度、所見と分布図を送ります。
例えば
・東京都文京区後楽1丁目
 水戸徳川家
震度X〜Y
・東京都文京区春日1丁目16番
 小笠原信濃守
震度Y〜Z       
        (  ):安政江戸地震に被災した代表的な大名家


図−1 安政江戸地震による当時の建物被害分布


地震評価の精度
 地震の大きさを評価する方法について、@とAの関係により震度の異なる地区として区分した。

@安政江戸地震(1855年)による被害実績
 江戸時代の寺社・家屋・大名家・土蔵等の被害状況から、個々の地点の震度を決定する。
A沖積軟弱層の分布
 沖積軟弱層が、各地に埋没地下谷を形成して分布している。これらの軟弱層は、地震の振幅を増大させることが、阪神・淡路大震災の結果などからも指摘されている。したがって、沖積軟弱層と洪積台地の分布によって、震度も異なる傾向が認められている。
 
 特に@については、江戸時代の建物毎の震度が評価できることから、縮尺1:10,000の平面図に表示できる詳細な震度分布が可能となった。


謝意
 当社の大地震に対する地震強度の評価は、東京都心を震源と考えられる安政江戸地震による被害状況・江戸時代の古文書にもとづく、東大地震研究所の地震史料・20点以上の多数の文献と被害資料・長い期間の研究成果等をとりまとめられた地震の権威者であられる宇佐美龍夫氏(東京大学名誉教授)及び協力者の渡辺健博士(当社への御指導、御厚情を賜って戴きました、物理探査学会・土木物探研究会幹事・元大和探査技術(株)代表取締役)の御厚意によるところが大であります。
 ここに改めて、両博士の偉大な業績に対し、畏敬の念と心から謝意を表する次第です。


調査の注文方法と発送 
当社へ 件名:大地震の評価申込と書いてメールしてください。
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申込者の住所、氏名、電話番号を記載して頂ければ、お見積もりの上、早急に結果と所見を発送させて戴きます。
※)別途地盤・宅地の調査を御依頼の場合はこちらへ