上信越自動車道地すべり調査(日本道路公団)


調査業務 解析業務
  • 調査ボーリング (8孔)
  • 孔内傾斜計 (5孔)
  • 地中変位計、地下水位 (3孔)
  • 伸縮計 (4基)
  • 光波測量 (9点)
  • 動態観測 (1式)
  • 地表踏査 (1式)
  • 地すべり機構解析 (1式)
  • 対策工の設計 (1式)
地すべり機構
 新第三紀鮮新世の小諸層群は、火山礫凝灰岩、砂岩、凝灰岩、凝灰質泥岩などからなる。深部の凝灰岩は弱熔結により安定するが、中間に分布する緑色泥岩は、吸水による劣化の特性が大であり、みかけ上流れ盤の構造を呈している。上部の地層には高角の割れ目が発達し深部まで風化が及び、緑色泥岩を劣化させている。
対策工の現状
高さ50m長大法面の地すべり崩壊は、片側斜線を止めて現在対策工を施工中である
 最上部:法枠工−1.5m
 中段:アンカー工−φ115 P=490KN/本 20〜30m

○中段まで掘削が進み、グランドアンカーによる法面工が施工されている
○対策工法検討委員会の委員長(東工大、大田教授)より、掘削法面の地すべり面の検証を行っている