[出願番号] 特願2000-174450

[特許の範囲]
〇機構1
外部より雨水を集水し、内部に流入させることができる集水器を有する雨量計本体と、この雨量計本体内に重なるように設けられた複数の計測ますと、各計測ます上部に設けられ、貯溜水をオーバーフローさせる流水管と、この流水管内及び最下部の計測ます下部排水口に取り付けられた導通器と、この導通器を雨水が通過することで通電し現在の降雨強度を表示警告する表示警告器と、前記雨量計本体下部に設けられ、前記計測ます及び導通器を通過した雨水を排水する排水口とで構成されたことを特徴とする降雨強度測定雨量計。
〇機構2
内部に複数の計測ますが重なるように設けられた雨量計本体と、前記計測ますに取り付けられ、貯溜水がオーバーフローしたこと、あるいは排水したことを察知するセンサーと、このセンサーの反応により現在の降雨強度を表示警告し、前記雨量計本体適宣位置に設けられた表示警告器と、前記雨量計本体下部に設けられた排水口とで構成されたことを特徴とする降雨強度測定雨量計。
[発明の効果] 本発明の降雨強度測定雨量計は、次のような効果を得ることができる。
  1. 国内の著しい箇所で指定されている急傾斜危険区域や人家と急斜面の近接する箇所の住民が急斜面の崩壊に対する安全度を視認するだけで理解することができ、加えて、音声によっても注意が促されるので、より理解度が高まる。
  2. 大量降雨によって、土石流や洪水等の発生しうる下流域住民が降雨の強度を視認するだけで把握でき、さらに音声によっても注意が促されるので、これらの災害より自身の身の安全を図る時間的余裕ができる。
  3. 精密機械を用いる必要が無く、安価に提供することができるので、一般家庭での設置が容易である。